c_changeを使用したウエアのお手入れ

2013.12.28 Saturday

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    皆様、こんにちは!市川店の高橋です。



    今回はBMWライダーエクイップメントの中でも最新の気候半透膜素材



    c_change(シーチェンジ)に関するお話です。



    2008年のラインナップより登場したこちらのc_change



    まだまだ日本では馴染みが少ないだけに、「何、それ?」とか、これまで



    同様の素材としてBMWが使用してきた「ゴアテックスとどう違うの?」といった



    ご質問も多く寄せられています。



    まずはこちらのc_change。 



    BMWウェアで採用されている代表的な製品としては



    「コンフォートシェルスーツ」「ストリートガード3スーツ」



    がございます。



    フィルム状になっているc_change素材を強度の高いケプロシールドや



    ダイナテックといった素材で挟み込み、転倒などの衝撃から体を守る耐久性と



    雨や寒さといった気候から体を保護する気候対応性を両立させています。



    フィルムには目に見えないポリマー気孔が沢山開いていて、雨などの水分は



    通さず内側からの水蒸気は排出するという作用があり、雨の日も蒸れにくく



    快適に過ごせるといった特徴があります。



    ここまではゴアテックスにもある特徴なのですが、c_changeがさらに素晴ら



    しい点はフィルム自体に気候調節機能がある、というところです。



    気温が低い際にはポリマー気孔が閉じて外気を効果的に遮断し、気温が高い



    時にはポリマー気孔が開き、内部の余分な体温や水蒸気を体の外に逃がす



    作用がより多く働きます。



    私もコンフォートシェルを愛用していますが、一緒に出掛けた他のライダーが



    「暑い」とか「寒い」と言っている時でも、自分だけは平気な顔をしていられる



    ことを常に実感しています。



    そんな素晴らしい機能をもつc_change素材なのですが、使用するにあたって



    気をつけていただきたい点が。



    c_changeフィルム自体の防水性は半永久的に効果が薄れることがないの



    ですが、挟み込んでいる外側の素材(つまりウェアの表面部分)の撥水性が



    弱まるとフィルム表面に水の膜が張った状態となり、せっかくのポリマー気孔



    を塞いでしまうことでウェア内部の水分が排出されず、それが原因で体が



    濡れた状態になってしまうことがあります。



    (見た目は外から浸水したように見えますが、実は内部の水蒸気が原因です)



    まだ製品が新しいうちは生地表面に施されている撥水加工により、そういった



    事態を防いでくれているのですが、使用していくうちに生地表面に付着した



    汚れなどが原因で、撥水機能は少しずつ弱くなっていきます。



    ですので定期的なケアが必要なんですね。



    実はこの事に関してはウェアに付属している説明書にも記載されているの



    ですが・・・ とっても不親切なことに日本語での記載がありません。



    本当にすみません・・・



    (どうにかしてもらえるよう、メーカーに働きかけている最中です)



    Photo Photo_2



    コンフォートシェルジャケットの注意書きを訳してみました。



    生地外側の層は完全防水で永続的な効果がありますが、長い時間の



    雨のライディングの後には洗濯し、シリコン無添加の防水スプレー



    でのケアが必要です。



    つまり、コンフォートシェルの場合は表面素材の撥水性が落ちてきたら



    まずはお洗濯をしていただき、陰干しで乾燥させていただいたのち



    「シリコンの含まれていない防水スプレー」をかけて回復させるケアが



    必要ということですね。(スプレーはアウトドア用品店などで手に入ります)



    2 2_2



    こちらはストリートガード3ジャケットの説明書きです。訳してみました。



    外層は、防水で製造されています。ラベル表示に従って衣服を



    アイロン掛けすると防水性能を回復できます。



    反射材にはアイロンを掛けないで下さい。



    つまり、こちらは防水性能が弱くなってきたら、アイロン掛けを行うと復活



    するとのことですね。



    ストリートガード3のラベルには「cool iron」と表示がありますので



    低温(110℃以下)での使用ができます。反射板の部分(とファスナー)には



    アイロンを当てないよう、気をつけてください。



    もちろん、お洗濯していただいた後に行っていただくのがベストですね。



    お洗濯には純正「テキスタイルクリーナー」の使用がおすすめです。



    洗剤の使用レポートはこちら



    ドライクリーニングは基本的に禁止ですが、BMWウェアはおうちで



    ザブザブ簡単に洗ってしまえます♪



    1度でもツーリングに出掛ければ、思いのほかウェアは汚れている



    ものです。(試しにツーリングから帰宅したら、首周りなどの肌の出ている



    部分を濡れタオルで拭いてみてください。かなり汚れているはずです。



    当然その汚れはウェアにも・・・)



    よく使う方ほど、こまめに洗ってあげてくださいね!



    お洗濯方法の参考ブログはこちら



    適切なケアを行っていただければ、高機能ウェアの機能をいつまでも



    最大限に発揮することが可能です。



    ちょっと面倒だなぁ、と思われるかもしれませんが、ぜひ正しいお手入れを



    していただき、末長くBMWウェアをご愛用いただければと思います。



    Motorrad Keiyo



    エクイップメントアドバイザー 高橋 由紀